モーダルシフトとは貨物や旅客の輸送をトラックなどの車輌から鉄道や船などの海上輸送に変更する取り組みのことです。その目的は二酸化炭素排出量の削減にあります。この取り組みが始まったきっかけは1997年に行われた京都会議で地球温暖化対策として二酸化炭素を1990年と比較し2010年頃には6％程度削減することになったからです。それに加え今や運送業界は人手不足に陥っており、そういった面からも再度注目が集まっています。実際の二酸化炭素の削減量は車輌輸送に比べて鉄道は約11分の1、船便は6分の1ほどになり、大変環境に優しくなっています。
 
モーダルシフトには二酸化炭素の削減だけでなく渋滞の緩和や交通事故の削減、一度に大量の荷物を運ぶことができる、鉄道輸送の場合混雑の影響を受けにくいなどのメリットがあります。決められた場所に決められた数を大量に輸送するといった方法にはとても適しています。